今年のベスト

はてなでブログを書くようになって,RSSリーダーソーシャルブックマークを利用するようになり,多くのブログを読むようになりました。ということで,今年ブックマークしたエントリの中から自分が面白いと思ったものをいくつかあげてみたいと思います。


若者はなぜうまく働けないのか?
若者がすぐに仕事を辞めてしまう理由を,個人の努力に対する報酬を集団が共有することに納得ができない最近の若者の傾向が原因とする話は,若者にいえるだけじゃなく最近の社会もそうだなって思いました。


毎日2時間を節約するための15のコツ + α
さまざまなブログを読むようになって,ライフハックがマイブームとなりました。しかし,色々なライフハックの方法を見ますがなかなか自分の習慣にならず,しかもライフハックをさがすことに時間がかかって必要な時間が確保できないという状況が生じています(笑)。


地域格差と言うけれど、それはそれで一つの需給社会が形成されているのかもしれない
下の文が何となく「あ〜そうそう」と納得できました。

閉鎖的な地域の人は、表面上は親しげでも、実は相手のあら捜しを四六時中しているということが往々にしてあるからだ。
そういう中で本音で生きていくのは、実に苦労することと察せられる。


この夏最後の出稼ぎツアー
内田樹さんのブログに出会えたのは今年の収穫と言って良いでしょう。

教育再生会議」というのは、いまにして思えば含蓄のあるネーミングであった。
「再生」という以上、教育は「死んでいた」のである。
この認識はある意味で正しい。
教育現場が死んでいるということは、教育理論も、教育行政も、政府主導の教育改革も、およそこれまで教育について語られてきた言説となされた実践のほとんどは「死んでいた」ということである。
残念ながら、教育再生会議はそこまでは知恵が回らなかった。
というのは、会議に招集された「有識者」たちは全員がこの「教育の死」に加担してきたことを否認したからである。
まずその事実を認め、自分たちがそれまで行ってきた教育実践はこの事態の到来を防ぐことができなかった点について程度の差はあれ有罪であるという「有責感の自覚」から会議はスタートすべきだったと思う。
しかし、彼らはそうする代わりに「実現されなかった正しさ」の代弁者という立場を取った。
それでは「教育の死」が彼ら自身をもまきこんだ巨大な構造的な問題である可能性には思い至ることができない。

今日のラジオで「ねじれ国会という言葉は,本当は与党が衆議院参議院も多数派を占めなければいけないのに,今が異常だという認識があるからねじれとしているのだ」という話があったが,共通していることのように思えます。
(29日追加「つまり今の与党の方々は民意が与野党逆転を生んだのに,自民・公明が衆参で多数を占めているのが本来の姿であると思って,現状をきちんと把握していないってことです」)

Liner Note - 無償で商用利用できて品質の高い日本語フォント一覧
日本語のフォントって漢字もあってたいへんだからか,なかなか無料でというのはなかったので,こういうものを紹介してくれるのはとてもありがたかったです。


「あの国」のやるべきことは
内田さんのエントリばかりが選ばれますが,それだけいつも私の頭を刺激する内容だと言うことです。

来年も私の頭を刺激してくれる多くのエントリに出会えることを期待します。