PhotoRecすごい!


家族で海水浴へ行った時,デジカメ写真を娘が再生していた時にどうやら全消去したらしく,せっかくの思い出の写真が消去されてしまい困っていました。
そこで,データ復旧ソフトの試用版などを試しに使ってみたりもしましたが,操作性が悪かったり,全然復旧してくれなかったりと,「やはり復旧は無理か」とあきらめていたところに,

PhotoRec
というオープンソースのソフトを見つけました。
ブログなどでの評判も悪くなかったので,使って見たところ,あっさりと消去してしまった写真を完全復活してくれました!上の元和台海水浴場の写真が復旧したものです。
まさか,こんなに完璧に復活してくれるとは思わなかったのでびっくりです。

ただし操作性については素人向けではありません。私の英語力とコンピュータに対する知識だとすごくわかりにくかったです。
一応復旧までの手順としては,

  • 最初にPhotoRecをダウンロード
  • ダウンロードしてきたファイルは,”.tar.bz2”という拡張子のついたファイルで,ダブルクリックすると”testdisk”というフォルダが作られます。
  • フォルダの中には2つのフォルダといくつかのファイルがあり,その中の”darwin”というフォルダ内に”photorec”というファイルがあります。それを起動させると,「ターミナルのウィンドウが小さいから拡大して」というメッセージが出てくるので,ウインドウを拡大します。
  • ウィンドウを開いても上のようになんだか訳のわからないメッセージが並んでいます。「復旧したいメディアを選べ」と言う内容みたいなので,選んでリターンを押し次へ。

  • "select the partition table type"パーティション・テーブルタイプ?自分はMacなんだから,ここはMacを選びます。

  • フォーマットを選べときましたが,SDカードのフォーマットは何なのでしょう?とりあえず,"other"を選んでおきましょう。


あとは待つだけで指定された保存先に,復旧したファイルが書き込まれていきました。
こんなにうまくいったのは,消去されていることに気がついたのが早かったために,消去したデータに新しいものが上書きされなかったからなのでしょう。とはいえ,こんなに完全にファイルが復旧されてしまうことを知ってしまうと,データを消去したつもりのメディアを安易に捨ててしまって中身を見られたりするようなことがおこる可能性がものすごい高いのだと考えさせられました。
家族のプライバシーはきちんと守らないと。