菌糸ビンづくり

夏の終わりとともにクワガタ採集の時期も終わり,これからは幼虫の世話などが中心の時期となります。
昨年,購入したオオクワガタは元気に生きており,7月に朽ち木に産卵したのが孵化して十数頭の幼虫がいます。
オオクワガタの幼虫は立ち枯れした木などで生活しているので,エサはそれに近いものを与えなくてはいけません。
現在は,クヌギなどの広葉樹のおがくずにキノコの菌糸を混ぜたものをビンに硬く詰めた菌糸ビンというものの中での幼虫飼育が主流となっています。メリットとしてはおがくずに添加剤などを混ぜて発行させたマットだとコバエの発生がさけられませんが,菌糸ビンではその心配はありません。さらに幼虫が良く成長し,大きな成虫を出すことが期待できます。幼虫から成虫になるまでには,2〜3本ほどの菌糸ビンが必要なので,エサ交換の前に用意しておく必要があるのですが,私は菌糸ブロックという塊を購入してビンに詰めることでお金の節約をしています。

上の画像はブロックをくずしてビンに詰める準備をしているところです。作業前には道具はすべてエタノールで殺菌しています。ロードスターの作業ではいつもずぼらな私らしからぬ作業です(笑)。

ビンに詰める時には押し込む道具があると便利です。ちなみに画像の道具は菌糸ビンづくり専用の道具です。

今回はMビンに4本,Sビンに1本,小さいカップに1個分を詰めることができました。
菌糸が全体にまわってくると,おがくずが白くなります。その頃が幼虫にとっては食べごろなわけです。